QPS研究所の転職難易度【2026年最新】年収681万円・持株会社体制移行後の採用実態
QPS研究所は有報ベースで平均年収681.6万円、doda集計では526万円。上場から2年で持株会社体制へ移行し、従業員数も23名から65名へ急拡大。求人50件超の実態と専門職の壁を検証する。
QPS研究所の転職難易度は?
求人数は50件超と多いが、機械設計や衛星ソフトウェアなど専門職は経験要件が高い。経理・経営企画など専門性を問わない職種のほうが未経験者には入りやすい。
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QPS研究所は、職種によって求められる経験が大きく異なります。業界未経験でも、設備保全、品質管理、生産技術、ソフトウェアなど、これまでの経験を生かせる求人が見つかる場合があります。転職支援サービスを利用すると、現在の経歴に合う職種や求人の有無を無料で相談できます。
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QPS研究所と検索すると、まず年収の数字が二つ出てきて戸惑う。有価証券報告書ベースでは681.6万円(2025年5月期・単体)、doda掲載の集計値では526万円(株式会社フィスコ提供、2025年6月時点)。同じ会社なのに155万円の開きがある。この差がどこから来るのか、あとで数字を並べて確認する。
まず押さえておきたいのは、事業そのものの変化の速さである。2023年12月6日、東京証券取引所グロース市場(証券コード5595)へ上場。それからわずか2年後の2025年12月1日には持株会社体制へ移行し、新設の株式会社QPSホールディングス(証券コード464A)として上場し直した。QPS研究所は現在、ホールディングス傘下の事業会社という位置づけになっている。従業員数も2021年9月時点の23名から、2025年1月時点で65名(社外からの出向者を含む)、単体では62名(2025年5月期有価証券報告書)まで増えた。福岡発の宇宙ベンチャーが、上場を経て組織を作り替えている最中だ、と言っていい。
転職難易度の結論
結論から言うと、QPS研究所の転職難易度は「求人の間口は広いが、専門性のミスマッチには厳しい」という評価になる。
Indeedだけで福岡県福岡市中央区の同社求人が50件確認でき、衛星システム統合・検証・組立、経理(年収500万円)、セールスエンジニア、事業開発など職種は幅広い。doda、パソナキャリア、AMBI、HRMOSにも求人が並んでおり、求人数そのものは中小企業としては多い部類に入る。
ただし、事業内容は「小型SAR衛星の開発、製造、運用」(金融庁インパクトコンソーシアム資料、2025年3月付)に特化している。衛星ソフトウェアの求人では「これだけは誰にも負けない、ということをお持ちの方」という人物要件がdodaに掲載されており、汎用的なポテンシャル採用というより、何らかの技術領域で突出した経験を持つ人を探している書き方になっている。AMBIの機械設計エンジニア求人でも、衛星構造・機構の設計に加えて九州地場パートナー企業との調整業務が求められており、単純な設計スキルだけでは足りない。
選考の具体的なステップ、つまり面接回数や内定までの期間については、doda・Indeed・パソナキャリアいずれのページにも明記がなく、公開情報では確認できない。一般的な中途採用の流れをもとにした目安は次の通りだが、QPS研究所固有のプロセスとして確認された情報ではない。
「難しそう」で応募を諦める前に、経験との相性を確認
すべての職種で業界経験が必須とは限りません。機械、電気、化学、IT、品質管理などの経験が、別の職種で評価される場合があります。自分の経験をどの職種に生かせるか、転職の専門家へ相談できます。
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年収
冒頭で触れた数字の差を整理する。
| 出典 | 数値 | 時点・範囲 |
|---|---|---|
| 有価証券報告書 | 681.6万円 | 2025年5月期・単体(平均年齢43.2歳、平均勤続年数2.8年) |
| doda(フィスコ提供) | 526万円 | 2025年6月時点、過去1期分の集計 |
| Indeed個別求人 | 500万円 | 経理職の掲載例 |
有報の681.6万円は全従業員の平均であり、算定対象や期間がフィスコ集計とは異なる。どちらが直近の実態により近いかは、算出方法の詳細が公開されていないため断定できない。少なくとも、経理職で500万円という求人票の数字は、平均年収のレンジの下限に近いところにある、とは読める。
全社平均年収より重要なのは、あなたの想定年収です
有価証券報告書の平均年収と、中途採用で提示される年収は同じではありません。年齢、職種、専門性、役職、勤務地によって条件は変わります。現在の経歴で検討できる求人と年収帯を、応募前に確認しておくと判断しやすくなります。
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求められる経験・スキル
公開求人から拾える職種と要件を並べると、次のようになる。
| 職種 | 求められる経験・スキル | 出典 |
|---|---|---|
| 衛星ソフトウェア開発 | 組込みデバイス向けミドルウェア・ソフトウェアプラットフォーム開発経験 | doda |
| 衛星システム統合・検証・組立 | 衛星ハードウェアの統合・試験経験 | Indeed |
| 機械設計エンジニア | 衛星構造・機構設計、地場パートナー企業との調整力 | AMBI |
| 経理 | 決算・開示業務の実務経験 | Indeed(年収500万円) |
| 経営企画 | 事業計画策定補助、有価証券報告書等ディスクロージャー業務 | AMBI |
画像処理やリモートセンシングの経験を持つ人材が実際に転職した例も、リージョナルキャリア福岡のインタビューで紹介されている。センサーや画像処理に触れてきたバックグラウンドは、宇宙分野の実務経験がなくても評価対象になりうる、ということだ。
競合企業との比較
小型SAR衛星の分野で「QPS研究所と比較される企業はどこか」を探したが、今回の調査範囲では名指しで比較している一次情報が見つからなかった。上場会見で大西社長が「世界でも数社しかできていないものを作ってきた」と語った記事はあるが、社名までは明かされていない(c-eye.co.jp)。したがって、競合の実名比較は公開情報では確認できない、というのが正直なところである。
代わりに、この会社が採用をどれだけ急いできたかを、従業員数の推移で見ておく。
| 時点 | 従業員数 | 出典 |
|---|---|---|
| 2021年9月22日 | 23名 | AMBI |
| 2024年5月期 | 51名 | 中小企業基盤整備機構 |
| 2025年1月 | 65名(出向者含む) | 金融庁インパクトコンソーシアム資料 |
| 2025年5月期(単体) | 62名 | 有価証券報告書 |
上場前後の4年弱で人数はほぼ3倍になった。求人が複数の媒体に分散して掲載されているのも、この採用ペースを反映していると考えられる。
未経験・異業種からの可能性
「様々な年代やバックグラウンドのメンバーと協力企業のみなさんも一緒になって、ワイワイガヤガヤ意見を自由に発言できる環境があります」。doda掲載の求人にはこう書かれている。採用ページでも「本質的」「オリジナル」「クレイジー」という3つの価値観を掲げ、宇宙分野以外の幅広い経験・知識の融合を求める、とある。
言葉としては間口が広い。実際、リージョナルキャリア福岡が紹介した転職成功者は、画像処理やリモートセンシング、センサーといった技術領域に関心を持っていた人物だった。宇宙業界での実務経験がゼロでも、隣接する技術を持っていれば選考の土俵に乗る可能性はある。ただし、それが職種によってどこまで通用するかは、公開されている求人票の要件を見る限り、機械設計や衛星ソフトウェアのような専門職では厳しめだろう。経理や経営企画といったコーポレート職のほうが、業界未経験者にとっての現実的な入り口になりそうだ。
この1年の動き(決算・受注・提携)
2025年6月9日、小型SAR衛星10号機「ワダツミ-Ⅰ」による初画像(ファーストライト)で高精細モード画像を公開。同年6月11日には11号機「ヤマツミ-Ⅰ」が米ロケット・ラボ社のElectronロケットで打ち上げ予定と発表されている(OpenWork)。
そして2025年12月1日、持株会社体制への移行と「QPSホールディングス」としての上場。会社沿革のページには、152.2億円の第三者割当増資や、ロケット・ラボ社との追加3機分の打上げ契約締結といった記載もあるが、ページのテキスト抽出上の制約で正確な年月が特定できておらず、この点は確認が追いついていない。「宇宙戦略基金84億円の採択」という見出しも確認できたが、詳細な採択時期・内容までは今回の調査では裏が取れなかった。
過去の資金調達に目を向けると、2023年3月時点で累計約92億円(PR TIMES)。そこから152.2億円という数字が正しければ、資金調達のペースそのものが上場を境に一段上がったことになる。組織の急拡大と資金調達の加速が同時に進んでいる、というのが、この1年の動きから読み取れる姿である。
よくある質問
QPS研究所の年収はいくらですか?
有価証券報告書(2025年5月期・単体)では平均年収681.6万円。doda掲載の集計(フィスコ提供、2025年6月時点)では526万円。算定基準が異なるため両方を区別して見る必要がある。
QPS研究所への転職は難しいですか?
求人数自体はIndeed掲載で50件超と多いが、衛星ソフトウェアや機械設計は専門経験を強く求める傾向がある。経理・経営企画などコーポレート職は比較的入りやすい可能性がある。
QPS研究所の従業員数は?
2021年9月時点で23名、2024年5月期51名、2025年1月時点65名(出向者含む)、2025年5月期の単体では62名。上場前後で急速に増員している。
QPS研究所は未経験でも転職できますか?
画像処理やリモートセンシングの経験者が転職に成功した事例が確認できる。宇宙業界未経験でも隣接技術の経験があれば選考対象になりうるが、専門職ほど要件は高い。
出典・参考情報
- [1]doda「株式会社QPS研究所の平均年収、年間給与所得情報」(参照: 2026年9月)
- [2]doda「株式会社QPS研究所 の求人・中途採用情報」(参照: 2026年9月)
- [3]会社概要|iQPS, Inc.(参照: 2026年9月)
- [4]iQPS, Inc.「『QPSホールディングス』設立に関して」(参照: 2026年9月)
- [5]キタイシホン「QPS研究所【5595】の人的資本」(参照: 2026年9月)
- [6]リージョナルキャリア福岡「株式会社QPS研究所|転職成功者インタビュー」(参照: 2026年9月)
本記事の情報は2026年9月のものです。最新情報は各公式サイトをご確認ください。
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公式採用ページから直接応募する方法もありますが、応募職種や経歴の見せ方に迷う場合は、転職支援サービスを利用する選択肢があります。まずは現在応募できる求人や、自分の経験を生かせる職種を確認してから、応募するか判断できます。
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